台湾のニュースで学ぶ中国語《台湾華語》

新聞記事を教材にして、台湾社会の「今・現在」を読みながら、中国語(台湾華語)を学習するブログです。

台湾 福隆駅の弁当 60周年記念で復刻

1957年の開幕から今年で60周年を迎える福隆の海水浴場。
福隆 (fú lóng) は、台北から車で1時間ほど。海水浴場と駅弁で有名なところでした。
6月22日の60周年を記念日に、福隆の駅弁が復活しました。
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福隆便當去年因為權利金太高,加上高麗菜價格上漲,台鐵5度招標,即使降低底標金額,也無人承包而流標
(福隆弁当は去年、販売権の高騰に加えて、キャベツの値上がりなどによって、台湾鉄道が5度競売にかけたものの、最低入札価格を下げても受託する人がなく、流れてしまった)

「便當」(biàn dang) は、日本語の「弁当」に由来するとされていて、日本統治時代に台湾に伝わったものと言われています。

「招標」「底標」「流標」はいずれも入札関連の用語です。
「招標」が入札を募ること、「底標金額」が最低入札価格、「流標」が入札がなく流れてしまった、ということです。

無人〜」は「〜する人がいない」という意味ですが、文語的な書き方です。
下記に出てくる「無法〜」(〜する方法がない、すべがない)も同じです。
口語だと「沒有人〜」、「沒有方法〜」のようになります。

因此,去年12月宣布停止販售,讓即將邁入60年的福隆月台便當成為絕響。
(これによって、昨年12月に販売終了を発表。60年を迎えんとしていた福隆の駅弁は途絶することになった。)

福隆駅で弁当販売をしていた、60歳の呉さんはこう語ります。
海水浴場の60周年を目前に、販売を終了してしまった福隆の駅弁ですが、この記念日を祝うには欠かせないと1日限定で、200個が無料で配られました。

月台賣便當,無法經營,是因為搭車人數少,成本也上漲,以前,假日1天可賣出1000個,一年有上千萬收入,到去年結束前,能賣出200個就要偷笑了
(ホームでの弁当売りは経営が成り立ちません。乗客が減って、原価は上がっているから。以前は、休日1日で1000個は売れて、1年に一千万の収入になりました。去年の終了前には、200個も売れた日には笑みがこぼれました)

「能賣出200個就要偷笑了」は「200個売ることができたら(嬉しくて)含み笑いした」、つまり末期にはそのくらいまで販売量が落ちていたということになります。

《このニュースの用語》
加上 (jiā shàng) それに加えて
高麗菜 (gāo lí cài)  キャベツ
價格 (Jià gé) 価格
上漲 (shàng zhǎng) 上昇する、上がる
月台 (yuè tái) プラットフォーム
成本 (chéng běn) 原価、コスト
結束 (jié shù) 終了、終わる

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