台湾のニュースで独学する中国語《台湾華語》

新聞記事を教材にして、台湾社会の「今・現在」を読みながら、初級者向けの台湾華語(中国語)を独学するブログです。

台湾のミツバチ、謎の大量死

台湾のミツバチが大量死して、ハチミツの採取量が激減というニュースです。
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見出しは「蜂蜜剩2成」(残ったハチミツはたった2割)
台湾ではどの種類の蜂でも(ミツバチじゃなくても)ふつうは「蜜蜂」と呼ばれます。
「2成」は「2割」(20%)の意味。たとえば「5割」なら「5成」といいます。

今年龍眼蜜產量大減,因無法提供比賽需要的蜜量,全國蜂蜜品質評鑑報名人數比去年少了35%
(今年、龍眼ハチミツの生産量が激減、コンテストに必要な分量が供出できず、全国ハチミツ品評会の応募者数は去年より35%減る)

「龍眼」(リュウガン)は、台湾でよく食べられている、ライチ(荔枝)と似たフルーツ。
「因...」は「...だから」「...なので」と理由・原因を表す接続詞。
「無法...」は「...することができない」「する方法がない」。口語(話し言葉)だったら「沒有辦法...」ということが多いです。

「比」は、中国初級で習う比較の用法ですね。
「A 比 B 少了(数量)」は「B は A と比べて(いくつ)減少した」ということ。

蜜農認為農委會今年開放使用的益達胺農藥,是造成蜜蜂大量死亡的凶手
(養蜂農家は、農業委員会が今年から使用を許可したイミダクロプリドという農薬が、ミツバチの大量死を引き起こした下手人だと考えている)

但專家檢驗『蜂屍』未發現益達胺殘留。
(しかし専門家が「蜂の死骸」検査をして、イミダクロプリドの残留は発見されていない)

「農委會」の正式名は「行政院農業委員會」。日本だと農林水産省に相当する行政機関です。
「益達胺」(イミダクロプリド)という農薬はこれまで葉菜類にのみ使われていたのですが、2017年からライチやリュウガンにも使用が許可されました。
養蜂農家は、この農薬が蜂の大量死を招いたのではないかと考えていますが、ミツバチの死骸検査では残留農薬は発見されなかったとのこと。
ミツバチの大量死はいまだ謎のままです。
彰化(台湾中部の地名)のある養蜂家はこう語っています。
「ミツバチの大量死はかつてもありましたが、ほとんどが成虫だったのです。今年は巣箱の近くで幼虫が大量に死んでいるのが確認されています」

ハチミツの収穫量は去年からすでに減少していますが、今年はさらに悪化。往年の2割まで落ち込んでいます。

《このニュースの用語》
蜂蜜(fēng mì) ハチミツ
蜜蜂(mì fēng) ミツバチ
剩(shèng) 残る、残っている
屍(shī) 死体、死骸
龍眼(lóng yǎn) リュウガン
荔枝(lì zhī) ライチ
比賽(bǐ sài) コンテスト、競技会
報名(bào míng) 申し込み、応募
農藥(nóng yào) 農薬
專家(zhuān jiā) 専門家

提供(tí gōng) 提供する、差し上げる(日本語の「提供」ほど固い意味ではない)
例:「我提供給你比賽的報名表」(コンテストの申込書をあなたにお渡しします)
「給你」(あなたに)は、前方や最後の位置に入れてもかまいません(「我給你提供...」等)。

認為(rèn wéi) 〜と考えている、認識している
造成(zào chéng) 引き起こす(どちらかというと悪い結果に使われることが多い)
凶手(xiōng shǒu) 犯人(とくに殺人犯)、殺し屋

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